“仕事に厳しい上司”とうまく付き合うことで、飛躍的に成長する


若いうちにこそ、厳しい上司に指導してもらうべきである

 

コンサルタントとして食っていくと決心したならば、「仕事に厳しい師匠」の門下生となり、「良質なプロジェクト経験機会」を積むのが一番いい、それもできるだけ若いうちに。

 

こと厳しい師匠に師事するのならば、何も知らない無垢な若造が最適だ。
厳しい師匠は、時に無茶苦茶な試練を与えてくる。そんなとき、他でそれなりの経験を重ねた中堅層であれば「これは無茶だ」と心理的なブレーキがかかるのだが、若造は信じて進むしかない。

 

今回はコンサルタントとして飛躍的に成長を遂げる上で鍵となる「仕事に厳しい上司」にフォーカスを当てる。

 

コンサルタントが師事すべき厳しい上司の条件

自分の成長を考えた場合に、私が考える、コンサルタントがついていくべき上司の条件は下記の3つである。

 

1、コンサルティングスキル/マインドがずば抜けて高い

仕事ができるといっても、「人間力があり、周囲の協力を引き出せる」、「圧倒的スキルを背景に成果をあげている」など様々な要素が挙げられる。
見つけるべきは「コンサルティングスキル/マインドがずば抜けて高く、仕事に厳しい上司」だ。彼らのスキルやマインドはあなたに伝承可能である。

一方、人間関係の形成に長けている上司は、彼自身の人間力やキャラクターを能力の源泉としていることが殆どであり、同じタイプの人間ならともかく、皆が真似できる訳ではない。

 

2、孤高の一匹狼

人間力を武器にする上司は人望も厚くいつも様々なメンバーが周りを取り囲んでいる。師事するにしても競争倍率は高い。
一方、人間関係に腐心するでもなくコンサルティングスキル/マインドを武器に突き進み、仕事にも人にも厳しい上司は孤独だ。

彼らは、自分やチームに課すハードルが極めて高い。そのハードルを越えるからこそ彼は優秀足りえるのだが、周りがついていけないこともしばしば。結果的に周りからメンバーはいなくなる。

 

私の最初の師匠は、高いハードルを課しそれをクリアするための作戦を練る一方で、メンバーには作業のみを与える「考えさせないマネジメント」なる手法を編み出していた。(この手法の是非は議論が必要だ…)

彼らは孤独が故、多少能力が追いついていなくても、本気で自分を師事し、食らいつかんとする見習いコンサルのことは結構可愛がってくれたりするから、狙い目なのだ。

 

3、バックに強力な支援者がいる

師匠を選ぶ際には、師匠のバックにいる支援者もチェックすべきだ。

私の経験上、厳しい上司の背後には、彼の良き理解者でありまた師匠でもある大親分(役員、取締役)がいて、組織力学上の手助けをしてくれていることが多い。

自分の圧倒的なスキルを背景に、組織で傍若無人に振舞う師匠は、時に弟子であるあなたにとって不利になることもある。そうならないように裏で一役買ってくれている大親分がきちんといることを確認したい。

 

厳しい上司との接し方

厳しい上司に弟子入りしたあなたは、死なないようにしながらもどのような姿勢、観点で学べばよいか。究極的には師匠と同化することを目指し、彼のレベルに追いつくのだ。

 

二人の時間を持つ、マイセオリーを聞き出す

昔から丁稚の小僧は商店に住み込み、旦那と一昼夜をともに過ごし、身を持って学んできた。

上司はとにかく忙しい。普段の仕事ぶりから学ぶのは勿論だが、彼らとゆっくり話せる時間を持つことができれば、それは代えがたい最高の成長機会となる。
私の場合は、師匠と深夜まで仕事をして、帰りに二人で一服する時間がそれに当たる。
大体夜1時頃になると喫煙所には誰もいない。そこで目の前の課題を何とかやっつけた二人が「今のクライアントにさらに価値を与えるには」「価値ある仕事とは」などを煙草4、5本分の時間で語り合ったりする。

そういったシチュエーションでは普段はあまり人には言わない(言えない)ような考え方や価値観を話してくれたりする。
「よいプロセスのみがよい成果を生み出す」といった実践的なマイセオリーを教えてくれる日もあれば、「限界などは主観でしかない」という飛瀑に肌を打たれるような壮烈な考えを伝えてくれる日もある。

日頃の仕事をコピーしても自分のものにはならない。その背景にある理念や思想も合わせて学ぶことで、自分の血肉とすることが重要だ。

 

師匠の求めるレベルをただ追い求める

「この事態を取り戻すには明日の朝までに報告書全部を仕上げるしかないな」

厳しい師匠の求めるハードルは、品質もスピードも周りと比べて格段に高い。

そんな時、無茶が過ぎる、ついていけない、といった邪念(ある意味正常な感覚)をひたすらに鎮め、言うとおりに実行するのが正解だ。

(「仕事で死ぬことはない(多分)」というある意味楽観的な考え方で臨むことが、心が折れないようにするのもポイント)
それを繰り返すと、途中で心が折れなければ、いつの間にか、師匠が求めるハードルが自分にとって当たり前になる日がくる。
周りのペースに合わせようとしたとき、理屈抜きに「ありえない」とか「気持ち悪い」と感じるようになったなら洗脳は完了したとみていい。

自分から「明日の朝までにこの分析が終われば、クライアントに価値を感じてもらえますね」などと言い出すようになる。つまりマインドでは上司と同じレベルに達することができる。

 

あなたもコンサル業界で生きていくと決めたならば、明日からでもとにかく仕事に厳しい上司に近付き、背中を追いかけ、肝胆相照らす仲となり、彼と同化し、成長する他ない。

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