コンサルティングファームのプリンシパルが語る”良いキャリアの作り方”


コンサルティングファームのプリンシパルにとってのキャリアとは?

今後より良いキャリアを歩みたいと考えるのは誰しも当然のことでありながらも、その方法論について「これが正しいキャリアの作り方」なんてものは無く、100%正しい手段なんてありません。

とは言えそれでは終わってしまうので、私なりに今まで築き上げたキャリアはどのように出来上がってきたかについて振り返ってみたいと思います。

キャリアとは自分の強みを作り上げていくこと

「キャリアを築く」と言いますが、キャリアとは経歴のことだし、経歴と言うのは過去の歴史です。

歴史を築くというのもわかるようでわからない表現ですが、自分の「キャリア」を振り返ってみた結果、僕はキャリアとは自分の強みそのものであると考えました。つまり強みを作るというが自分の中でしっくりきている解釈です。

 

少しずつ難易度の高い仕事に取り組むことで自分の武器を形成することができる

そしてそれは将来のビジョンをザックリ捉えながらも、目の前のタスクをこなしていくことで、気が付いたら構築されているものと捉えています。もちろん何も考えずに同じことを必死に繰り返していても成長は無いので、より難易度の高いもにチャレンジしていくことになるというのは言うまでもありません。

同じ仕事というのは2度と無いので、毎回異なる(けど似たような)仕事をしていくなかで、なんとなく自分の強みが身についてきたかな、というものだと思います。それを意識していくなかで、いつしか圧倒的な強みに昇華させ、それを武器に活躍している人がデキル人たちだと思います。

もし、強力な武器があるのに活躍出来ていない人、あるいはさらなる活躍にチャレンジしたい人は転職と言う選択肢があります。
転職の結果さらに活躍できたなら、まさにキャリアを築いたということです。

 

お金持ちになりたいだけなら、起業した方が良い

ただ、その先に、そもそも自分がどういう人間になりたいのかという点はしっかり見据えておいた方が良いです。
かなり主観的ですが、とにかく金持ちになりたいという人は、サラリーマンをとっとと辞めて、起業して成功する道を模索した方がいいと思います。

もちろん成功するのは簡単なことではありませんが、大企業で重役になって給料2000万貰えるまで耐え忍ぶより、2000万稼げる小さなビジネスを見つけて起業した方が僕は人生ハッピーだと思います。

そもそも1000万とか2000万とかは言うほど浪漫あるものではないし、東京に置いては特段お金持ちという訳でもありません。(どんどん主観的になってきましたが)

 

サラリーマンであることもメリット、醍醐味

各自価値観は異なると思いますが、僕にとってはサラリーマンの醍醐味は、自分程度の人間がウン億というビジネスを獲得して回すことが出来る点や、会社の巨大な看板を借りて世の中にインパクトを与えるチャンスに溢れていることであると思っています。

さすがに起業してここに辿り着けるかは運の要素が大きすぎます。

僕はセールスに主軸を置くエンジニア(世の中ではコンサルタントと言う場合もある)ですが、提案という活動の中には誰でも思いつく提案もあれば、「天才か!」という提案もあります。

そういった中から自分のアイデアが採用され、数億の案件が獲得できるのは非常にエキサイティングだし、その結果としてお客様が儲けることが出来てお互い良いビジネスが出来たら本当にうれしいです。

その先にはお客様とのビジネスパートナーという関係が待っていて、そういう関係をいくつ築けるかが僕のハッピーのバロメータにもなっています。

 

自身のキャリアについて

話を戻すと、「目の前のタスクをこなしていくことで気づいたら構築されている」という点で少し話をすると、20代のみなさんや30代に差し掛かったばかりのみなさんはこれまでの自分のキャリアを振り返って、1年ずつ成長を説明できますでしょうか。

僕の場合はこんな感じになります。

1年目

プログラマーとして数年うえの先輩より良いコードを書けた(入社して初めてプログラミングをしたが、たまたま苦手では無かった)。

2年目

新人がついて、仕様書作成やタスクの配分、進捗管理など、「仕事をさせる」ということを覚えた。

3年目

お客様先に出向、常駐し、業務全般を幅広く理解した。

ユーザサイドの立場でパッケージ導入などを手掛け、ユーザサイドの視点プロジェクトの立ち上げからクロージングまでを理解した。

ここで、お客さんと一緒に仕事をしたことで、悩みを共有したわけですが、その「お客さんと悩みを共有できる」という感覚がむちゃくちゃ大事だと感じました。要はどういうことで困ったり怒ったりするのかがわかりました。これがビジネスのチャンスを嗅ぎ付ける嗅覚になりました。。

 

4年目

出向解除され、明らかに広くなった視野、親しくなったユーザとの円滑なコミュニケーションもあり、扱うプロジェクトの規模がどんどん大きくなった。この時点で同期との差が広がったことを自覚していた。

 

5年目

4年目のPM業務の規模を拡大。3億程度のPJを担当できるようになった。定量的な進捗管理、品質管理を学び、役員向け報告の数をこなす。

この2年で色々なベンダーからソフトウェアの提案を受けたが、そのプレゼンが全然面白くなかった。プレゼンのすべてが、単なる製品説明に終わっていて、何が凄いのかとか、どう活かせてどれだけ稼げるのかとかの話が無かった。自分ならこう売り込むのにと考えることが多くなった。

 

6年目、7年目

2年がかりで100億規模のPJにおいて、20億相当のシステム機能の構築を担当し、プロジェクトリーダを担当。リーダとは言え進捗管理、予算管理、品質管理、役員への報告など全部やっていた。

このプロジェクトの中で相当数のベンダから最新事例や製品のプレゼンを受けたが、やっぱり話が面白くなかった。(製品が面白くないというより、プレゼンが面白くなかった。)

さらに自分にとっては自社の役員の報告に膨大なエネルギーを割かれるのはとにかく苦痛であると知った。自分のエネルギーは顧客のビジネス拡大に活かしたいという不満が募った時期でもあった。

 

8年目

これまでの経験と想いをもって、セールスのフェーズから携わることのできるITベンダに転職した(この時30才)。
転職すると、やはり提案の出来るエンジニアは極めて少いことを知り、1年目に数億規模の提案を担当させて貰い、獲得に至った。

提案できる人が少ないからほぼ一人で提案から契約締結までを行った訳で(しかも生まれて初めての営業)、獲得後は自らPMとして開発プロジェクトを担当して導入するという非常に楽しい経験だった。

という流れになっています。
若い時には自分のキャリア構築なんてコントロールできなくて、気づいたらプログラマーがセールスになっているわけですが、キャリアなんてそんなもんです。

僕の場合は「自分ならこう売り込むのになぁ」という不満というか疑問というか、そういうフラストレーションを持っていたからこそ、これまでのエンジニアのキャリアの先に営業(提案)というもに繋がっているのかなと思います。

当然30代に入ると20代のころのように一直線には成長出来ないし、仕事も相変わらず選り好み出来ませんが、やはり基本的にはお客様に喜んで貰える、頼りにされることをテーマに仕事をしていますし、こちらのことを単なる小間使いとしてしか考えていない人には露骨に省エネで接してしまいます。

ただしこちらを頼ってくれるお客様にはそこらのエンジニアや営業一筋の熱血マンには考えもつかないアイデアを出せる自信があるし、必ず儲けさせてやるという気持ちは誰にも負けないものがあるかなと思っていて、自分的にはこれでいいかなと言ったところに落ち着いています。

 

最後に

僕の20代のキャリアは完全にエンジニアそのもので、その先にはプロジェクトマネージャしかないというものだったと思います。

恐らくそうなっていればそうなっていたで、お客様先への出向を経て身に着けた広い視野と業務知識が僕の強みだったでしょう。

しかしそれらキャリア全てを踏み台にして、いつの間にかお客様と対当に業界動向や今後力を入れるべき領域について議論をしているし、5億貰って10億稼がせるというビジネスをするようになりました。

今の僕の姿は20代の頃には全く想像もしていなかったし、選択肢に入ってもいませんでしたが、僕は今の仕事が好きですし、これが自分のキャリアであるとはっきり言うことが出来ます。

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■ この記事を書いた人

プリンシパル
プリンシパル
関西私大卒→内資シンクタンク→ITコンサルティングファーム

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