メガベンチャーに転職する際に注意するべき3つのこと


メガベンチャーに転職する際には注意するべき

 

中途採用が積極的なメガベンチャーの求人は転職市場でもよく見かけるが、何を求めるかにもよるが、それらの企業に入社する時はミドルリスクローリターンの損失の大きい転職になる可能性があることを留意しておいた方がいい。

 

中途採用に積極的なメガベンチャー

というのも、よくポストコンサルなどで出てくる転職先企業を挙げると、

ファーストリテイリング、リクルート、楽天、SMS、エムスリー、DeNAなどであるが、これらのメガベンチャー系の求人はもういいオポチュニティとは言えない。

確かに会社のブランドが良かったり、採用される確率が高かったり、提示される年収が高かったり魅力的に見えたりするのだが、あまりそこに転職していって満足している方を見かけない。

 

メガベンチャーにおける3つのデメリット

 

1、経営幹部、ではなく普通の社員として扱われる

ベンチャーに転職する目的として、

「自分で事業を立ち上げみたい」

「役員になって権限を持った上で事業を運営してみたい」

などが動機になると思うが、既にそれらメガベンチャーは従業員も1000名くらいいるため、普通の大企業である。

なので、いきなり予算投資してあげるから、適当にリソース使って新規事業立ち上げてください、といった役割を与えられることは数年かけて実績を出さないと厳しいだろう。

また、役員になるためには優秀な同僚の中で相当なパフォーマンスを出さないと厳しいし、運も必要だ。

かつ、他の大企業と比較すると優秀な人材が揃っているため、競争も激しいので、役員に辿りつくまでに疲れ果てるか、その過程で転職を考え始めるかがオチであろう。

 

2、既に上場しているため、ストックで稼ぐことが出来ない

ベンチャーに転職する目的として、

「IPO前にストックオプションをもらって億単位の資産形成をしたい」

と考えるものだが、それらのメガベンチャーは既に上場してしまっている。

 

なので、持ち株会くらいしかないため、IPO前にもらった2000万くらいのストックオプションが5倍になって1億円ゲットする、といった夢は描けない。

 

私の友人でも投資銀行や戦略コンサルをEXITして、数年で数億の資産形成をした人は、IPO前のベンチャーに転職して、そのストックオプションを売却している。

楽天やDeNAに転職した人で億単位の資産形成をした人はあまり見ない。

日本は高額所得者への累進課税がしっかりしているので、

「楽天 事業開発 年収800万」

よりも

「IPO前ベンチャー 事業開発 年収600万 ストックオプション1000万」

3年いるのであれば、明らかに後者の案件の方が実入りはいいはずだ。

年収で稼ぐと、どうしても累進課税の所得税がついて回るので、税金を多く払わされるだけだ。株の売却であれば売却益の20%のみの課税であるため、税制面でも資産形成には有利に働く。

もちろん、IPO出来なかった場合は別の結果となるが。

 

3、投資銀行、ファンド、コンサル出身者が役員、管理職にいるため激務

事業会社に移るメリットとして、ワークライフバランスを求める人が多いと思うが、それであれば年収ダウンを飲んで、日系製造業などに転職したほうが良い。

なぜなら、それらメガベンチャーは頭の良い人が多く、かつ前職がハードワークな苛酷な環境で働いてきた管理職が多いので、その人達が醸成したカルチャーで働かされる可能性が高い。

また、頭の良い人が組織設計、KPI設計をしていることから、従業員に対するマネジメントもしっかりしている。パフォーマンスの管理が厳しいことから単位時間での労働の密度はコンサルティング会社にいるときと変わらない状況に陥りかねない。

 

なので、ベンチャーに移るにしても、

「権限を持って事業を作りたい、運営してみたい」

「サラリーマンで1000万稼いでも豊かにならないから、ベンチャー行ってIPOしてストックオプションで資産形成したい」

「投資銀行、コンサルは疲れた。家族もいるし事業会社でゆっくり働きたい」

 

という方には、メガベンチャーに行くのは再考の余地がある。

よく知らないベンチャーで今は年収が安い会社であっても、今後の成長性が確かであればそちらに行ったほうがハイリスクハイリターンの転職になるため、ミドルリスクローリターンのメガベンチャーに行くより良い選択肢だと思われる。

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■ この記事を書いた人

元戦略コンサルタント(サイト運営者)
元戦略コンサルタント(サイト運営者)
MARCH大卒→精密メーカーSE(3年)→総合系コンサルティング会社戦略部門(4年)→日系製造業事業再生(3年)

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