大企業の経営企画部に転職する3つのデメリットとは?


以前「日系大企業にポストコンサル枠で転職する3つのメリット」の記事でポストコンサル枠で日系事業会社に移るメリットを記述しましたが、今回は逆にデメリットをお伝えしたいと思います。

 

結論してどうなんだ、ということを最初に述べておくと、結果的に「個人的」には良かったと思っています。

おそらく転職において自分の欲求を全て満足させる転職は無いため、あえて「個人的」にはと前置きさせていただきます。

 

大企業向きの人材の特徴

 

おそらくこの手のポジションにフィットする人は、

 

30代40代で家族がいて安定したい人

雇用面、体調面、福利厚生面、生きていく上での中流の生活は手厚く確保されるため、20代でリスクを取りながらバリバリ働きたいというよりも、安定して余生を送りたい人にはフィットすると思います。

「スイマセン、子供が熱を出して早退します。」

「あー、帰ってもいいけど家で作業よろしくね!朝までには提案書提出頼むよ!」

みたいなコミュニケーションはまず発生しない環境になります。

 

プライベートの時間を大切にしたい人

圧倒的に時間が生まれるため、趣味に時間を使ったり、たまに有給を消化して休んだり、と仕事だけが人生じゃないと思っている方には最適です。

また、意外と起業したいという人にも向いています。

確かにベンチャーの方が経験も積めるし、人脈のアセットも溜まるのでよいのではと思われがちですが、日系大手の事業会社で18時に帰って、残りの時間を事業開発やネットワーキングに充てても、うまくやれば十分に年収1000万ぐらいマネタイズできるようになります。
そもそもベンチャーから起業すると、激務で年収も低い傾向にあるため、いきなり起業するにしてもサービスを立ち上げるまでに6ヶ月はかかることから、会社辞めて起業するにしても6ヶ月無収入で貯蓄無しという状況に陥りかねません。

日系事業会社で会社に通いつつ事業開発しながら、リスクヘッジしてソフトランディングした方が安全という考え方もあります。

 

 

コンサルから大企業の経営企画部に転職するデメリット

経営企画部というのは、大企業の中枢であることも多いですが、特にコンサルから転職する際は、以下の3つのデメリットがあります。

 

スキルが身に付かない

トレーニングがない、ナレッジくれくれ病の周りのローパフォーマーばかり、定常業務もやらなければならない、など、とにかく中途社員に経験を積ませて成長させるという意識は無いと思ったほうが良いです。

むしろ前職のナレッジを引き出して、社員をトレーニングして欲しいぐらいのスタンスで考えています。

新しい知識をインプットする為には、前職の仲間と定期的に会ったり、外部のセミナーやネットワーキングで得るしかありません。
成長意欲の高い仲間と、切磋琢磨してスキルアップしていきたいと考えている方は止めておいたほうがいいです。

 

年功序列の傾向が強いため、年収やポジションが上がらない

コンサルティング会社などは、6~8年もすると管理職に昇進し、年収も年間100万単位で上がっていきますが、日系事業会社は管理職になるには新卒入社してからも15年くらいかかります。

仮にポストコンサル枠で、若い年齢にもかかわらず管理職ポジションで採用されたとしても、そこからもう一段昇格するにはやはり周りのおっさん管理職との相対比較になるため、
「彼は優秀だが、まだ若いから。」
という年功序列で評価が行われ、なかなか昇進が難しくなります。
そもそも組織自体が年齢ピラミッドで構成されているため、社長や役員がコンサル出身でコンサル出身者を優遇する体制でないと、若年での昇進は難しいです。

 

若いうちにポジションが上がれば良いという訳ではない

とはいえ、若いうちにポジションが上がればよいのか、と言われると確かに年収は上がりますが、次の転職先に苦労します。
30代前半で部長ポジションにまで上がってしまうと、次の転職先も外資系や日系大手の企業担当者は敬遠する傾向にあります。
なので、「長年運営してきた組織で人数も多い=年功序列」は、力学としてどの会社にも発生する事態だと認識したほうがいいと思います。

 

評価制度が曖昧であり、力学がいびつで疲れる

実力があって成果を出した、ということよりも、クセのないいわゆる良い人が上に上がる傾向にあります。

結局評価も、複数の人のレビューを経て行われるので、
「あの人良い人だから」
「役員の○○さんが良いと言っているので、昇進させたほうが良い」

といった心象評価で決まっていきます。
なので、日系大手企業の管理職や役員が、事業センスがあるかと言われると全くないいわゆる良い人が多くなっていきます。
私も、日系大手企業のサラリーマン社長と役員に多く接してきましたが、普通の人です。創業のベンチャー社長の方が、強烈な魅力と考え方を持っている傾向にあります。
日本企業にはイノベーションが無くなったと叫ばれますが、当たり前です。

凡人かつリスクテイクしない性格の良い人が上のポジションに固まっていくので、何も起こらないのは必然です。

 

大企業の仕事はコンサルに比べてつまらないことが多いが、プライベートを充実させることができる

上記デメリットを見ると、

「日系大手企業って結局働く上ではつまらないんですね。」

と思われると思いますが、実際つまらないです。

2社日系大手企業を経験しましたが、圧倒的に仕事面ではコンサルティング会社の方が面白いです。

 

ただし、時間に余裕が出来てある程度の収入が得られるので、

「人生仕事だけじゃないし、プライベートも重要だよね!」
「まあ結局サラリーマン飽きたし、起業準備のモラトリアム的に籍だけ置いとくか。」

 

という人には最高の環境と言えるでしょう。

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■ この記事を書いた人

元戦略コンサルタント(サイト運営者)
元戦略コンサルタント(サイト運営者)
MARCH大卒→精密メーカーSE(3年)→総合系コンサルティング会社戦略部門(4年)→日系製造業事業再生(3年)

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