転職や退職のタイミングを決めるときに、考えるべき2つのポイント


転職や退職をするにあたり、企業のどのポジションに移るかを選ぶのも重要ですが、転職や退職をするタイミングも意識しておかないと、ポジションは良いが極端に悪い条件で入社することになったり、希望のポジションの競争が激しくなり、転職すらままならない状況に陥ります。

 転職や退職のタイミングを決めるときに参考にするべき2つのポイント

以下の2点を特に意識してタイミングを決めると良いと思います。

 

1社3年程度の期間続けて勤務できているか??

最近良く見かける入社後すぐ辞めたいという新人に、

「とにかく1社3年はがんばれ」

「今の仕事がツラいから、つまらないから、という理由の後ろ向きな転職はするな」

 

というアドバイスをする人がいると思いますが、将来起業がしたいという夢がなく、ずっとサラリーマンでがんばるぜ、という若者にはとても有効なアドバイスだと思います。

 

これは転職に関してハイキャリアであろうが何であろうが共通して言えることであり、3年未満で辞めてしまったり、極端に1社の勤続年数が短いと次のステップに移るときにマイナス評価になります。

例えば、コンサル会社を30歳前に2社経験してしまった人がいるとして、

「コンサルでキャリア積んだし、中途採用で総合商社でも受けてみるか!」

と思ったとしても、とある総合商社の中途採用は、転職回数が3社目の人は選考対象外といった転職回数に対してもハードルが敷かれており、そもそも面接までたどり着けない会社もあります。

書類選考で転職回数の制限が無い会社であったとしても、面接の課程で

「なぜ1社目を1年で辞めているのか??」

「35歳で4回も転職しているが、どのような理由で転職を繰り返しているのか??」

どうしても聞きたくなってしまいます。
人間関係でトラブルが多い人なのか、飽きっぽい性格なのかなど、面接では見抜けないマイナス要因を疑ってしまいます。

 

特に事業会社は、すぐに辞める人材を評価しない

また、事業会社の中途採用の場合、コンサルティング会社のように

「まあ、とりあえず採ってパフォーマンス悪かったらクビにすればいいか」

というような採用が出来ず、採用するからには事前にパフォーマンスの高い、しっかり定着してくれる人材を選考段階で見極めなければなりません。

 

起業することが目標の人は短期離職しても問題ない

「コンサルティングファームをぐるぐる渡り歩いて、キリのいいところでアーリーリタイアするか」

「数年後起業する予定だから、サラリーマンとしてのキャリアはいくら汚れてもいいや」

と計画している人は、短期スパンで転職を繰り返してもリスクが低いのかもしれませんが、事業会社などサラリーマンのキャリアで生計を立てようと考えている方は、まず1社3年勤めきることを基本スタンスとしたほうが得策だと思います。

※3年未満でも、ものすごくいいオファーが転がり込んできた場合は、その限りではないと思いますが。

 

転職するときの景況感は良好か

2008年、私がコンサルティング会社に転職が決まった直後、リーマンショックが発生しました。その瞬間、私にオファーを出した後、対象ポジションの募集はすべて打ち切りになりました。

そう考えると私はラッキーだったと今振り返ると思います。

人材市場は特に景況感に左右されやすく、不況になると一気に企業の求人票がなくなり、大した条件や職務内容でない今まで見向きもしなかった求人に、優秀な人材が殺到して一つのポジションを取り合うようになります。

年収が半分になってしまうポジションも、藁をもすがる思いで内定が欲しくなってしまうそうです。

 

コンサルティングファームは不況に弱いため、リストラが進む傾向にある

特にコンサルティング会社など、固定費の大半が人件費で、売上とその固定費が連動しているビジネスもまた景気の影響を受けやすく、不況になると一気にリストラが始まります。
当時のPWCが象徴的で、激しいリストラの嵐が吹き荒れていました。

1000名近くいた従業員が100~200名程度に一気に縮小し、他ファームや望ましくない転職先への転職を余儀なくされた、優秀なコンサルタントの先輩の方々も数多くいました。

コンサルティング会社の採用とリストラには、一種のバイオリズムのようなものがあり、景気が上向きのときは連動して活発に採用するのですが、不景気になったとたんリストラを一気に行う、それを繰り返していると感じます。

 

コンサルティング会社は、人をリストラして事務所移転すれば、固定費の大半を占める人件費と不動産賃料が軽くなり黒字化できるので、特に外資のコンサルティング会社は真っ先に人件費を削りにいきます。

今は景況感が良いので、

「案件取れすぎているからいろいろなやつ採用するなー、デリバリーの品質落ちなければいいけど」

「今期業績良かったから、プロモーションも昇給もすごかったなー」

と、このパラダイスが永続に続くものだと錯覚してしまいがちですが、グローバルクラッシュみたいなインシデントは5年周期に起きているので、そろそろ危ないと思う方は、早めに転職先を探すことをお勧めします。本当に悲惨です。

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■ この記事を書いた人

元戦略コンサルタント(サイト運営者)
元戦略コンサルタント(サイト運営者)
MARCH大卒→精密メーカーSE(3年)→総合系コンサルティング会社戦略部門(4年)→日系製造業事業再生(3年)

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