エグゼクティブの人脈の作り方


エグゼクティブと仲良くなり、人脈を作るには?

 

私はよくエグゼクティブと仲良くなる術を持っていると周りから言われ、そのノウハウを教えて欲しいと友人から要望が挙がるため、何を意識して彼らと接しているか記載したいと思う。

 

ここでいうエグゼクティブとは、サラリーマン社長や投資銀行のマネージングディレクター、コンサルファームのパートナーなどのアセットクラス数億のサラリーマンアッパー層ではなく、投資家、株式のメジャーを握ってIPOした社長など、アセットクラス数十億~数百億のいわゆる資本家と呼ばれる層である。

 

エグゼクティブは簡単に会ってもらうことができない

新卒で入社した会社の仕事がつまらなくて悩んでる若者に、

「○○社長と知り合いなんですね!今度お話お伺いしたいのでご紹介お願いします。」

と要望をもらうこともあるが、もちろん紹介することは出来ない。

なぜなら、当たり前だが彼らは時間に対する感度が普通の人より高く、仮にスケジュールが空いたとしても、新卒のよくわからない中二病の若者と飲みませんかという要望に対しては、

「突発的に他の予定が入るかもしれないし、有益なことも無さそうだし断ろうかなー。」

という判断になるだろう。

人間、仕事やお金はやりようによっては無限に成果を出せるが、時間だけは人生80年皆平等であるためものすごく貴重なのである。

転職してあなたの会社に人生捧げます、という明確な目的があれば採用コストも浮くし、会ってもいいかなというケースもあるが、単なる情報交換であれば時間を割くことはほぼ無いだろう。

 

信用貯金の概念を理解するべき

また、「信用貯金」という見えないアセットが人間関係には存在することも認識しておいたほうが良い。

「信用貯金」とは、その人に対する安心感、信頼感、期待感の蓄積である。

危ないヤツだと思っていたらもちろん連絡すら取らないし、紹介を受ける時間を割くなんてこともしないだろう。

仮に私がとある社長に新卒ブルーの若者を紹介したとしても、その社長が、

「あー、このミーティングの時間無駄だなー。」

と思った瞬間に、私の「信用貯金」は大きく減るので、次回のアポイントが難しくなったり、関係性が悪くなったりするのだ。

なので、紹介しても良いと判断する場合は、お互いがWin-Winになる場合のみに限る。

言い換えると、私の信用を使ってレバレッジを効かせてその人と会うことになるため、

「紹介してください=あなたの信用貯金ください=あなたのお金をください」

と言っているようなものなので、安易に人に紹介をお願いするのは危険であることを認識しておこう。

紹介する側も信用貯金を毀損するリスクを背負って紹介するため、そのあたりは慎重にならざるを得ないのだ。

なので、仕事と同様、時間を投資する以上リターンを求めるのは当然だし、投資やビジネスで成功している人間ほどそれを敏感に求めるのである。

それでは、何も持たない人がどうやったらエグゼクティブにリターンを提供出来るのか??
それは人間関係の構築にもっとも重要な、「相手が何を考えているか、何を求めているか」を真剣に考えることと、相手の興味がある情報や機会を渡せるか否かに尽きるのだ。

 

エグゼクティブとの会話では、未来の話をすることを意識する

もちろん、良質な人脈や情報などのアセットがあれば、それを活用して次回のアポイントなどを取り付ければよいのだが、なかなかそれを持ち合わせている人を少ないと思うので、最低限意識すべきとは、「自分で考えた未来の話すこと」である。

エグゼクティブには時間が無い。時間があったとしても、興味が無いことに対してはとことん興味が無い。

接点を持って話が出来たとしても、興味を持たれなければものの数分で見切られてしまう。

普通の人と違った情報を持っていたり、考え方が出来る人間であることを対峙した時の数分で伝えられるかどうかがポイントである。

それではどのような情報を渡せばよいのか??

 

意識するべき時間軸

私は人と話をする時に、話の内容に時間のタグを付けて話をするようにしている。

過去の話

「昔リーマンショックの時日経平均が○%暴落して。。。」といった類の今を基点とした時の過去の話。ネットで調べればいくらでも情報が出てくるので、はっきり言って情報としてのバリューは無い。やたら物知りな暗記物の勉強が得意な人は、この手の話をしがちだが、退屈に思われる可能性が高い。

現在の話

「いやー、この会場暑いですよね。。。」といった類の今の状況を語る現在の話。話のつなぎで使う分にはいいが、これがメインになると早く終わらないかなと思ってしまう。

未来の話

「AIのマーケットって3年以内に暴落すると思うんですよね、なぜなら。。。」

と、自分で考え抜いた考察をぶつけること。

「おっ、こいつ面白い考えしてるな。」

と思わせることが出来たら、興味を引くことが出来る。

未来の話はどの媒体にアクセスしても得られないので、情報としてのバリューが高いのである。

 

エグゼクティブだろうが誰だろうが、自分で考え抜いて未来を予測できる人の話は面白い。

その思考プロセスを持ち合わせている人間ほど成功している。

逆にネットで調べれば出てくるような知識をひけらかしたり、自分の今の状況や心情をだらだらと話す人との会話は早く終わらせたいと思うはずだ。

特にエグゼクティブは、今後どうなるか先を見越して考えながら日々生活しているため、興味の軸足が基本的に未来の話にある。

 

様々な情報を集め、自分なりに未来の予測をする癖をつける

未来の話と言っても、エグゼクティブと対峙した数分でどのような話題になるかは予測不能であるため、ビジネス、プライベートの趣味などなど、幅広く情報はインプットしておいて、それを組み合わせて自分なりの考えを持つ習慣を身に付けておくと良い。

また、仮にエグゼクティブから何か飲み会などに誘われた時に、一つの領域での深い話しかできないと、周りにも様々な業種、年齢のエグゼクティブが集まるため、上手く周りと調和してコミュニケーションをとることが難しくなる。

なので、情報は幅広く収集し、それが今後将来どうなるのか自分で考えるクセをつけておくと良いだろう。エグゼクティブと仲良くなる以外でも必ずその習慣は役に立つはずだ。

 

「なるほど、情報を多角的に集めて自分で考えた話をぶつければいいのか!」

 

と思われるかもしれないが、ここまでダラダラうんちくを述べてきて身も蓋も無いが、恐らくそれだけでは厳しい。

その人のキャラクターや物腰の柔らかさや、取り組んでいる事業、持っているアセット、年齢などの要因も複合的に判断されるため、面白いヤツという印象だけではやはり次回会おうよとはならないと思う。

 

よく事業を数億で売却したネオヒルズ族みたいな若者にも、

 

「いやー、真似できないですよ、なんであんなに人の懐にはいれるんですかねー??」

 

と言われることがある。

何かいろんな要因があると思うし、それを要素分解して記述すると1冊の本になりそうなので、この辺で留めておこうと思う。

 

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■ この記事を書いた人

元戦略コンサルタント(サイト運営者)
元戦略コンサルタント(サイト運営者)
MARCH大卒→精密メーカーSE(3年)→総合系コンサルティング会社戦略部門(4年)→日系製造業事業再生(3年)

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