私を節約上手にした、コンサル時代に経験したプロジェクトとは?


「調達コスト削減プロジェクト」を経験し、節約上手に

 

コンサルティング会社にいて経験できる、私生活で最高に役に立つプロジェクトは間違いなく「調達コスト削減」プロジェクトだろう。この経験を活かすことで、家計の支出は相当抑えられ、いわゆる”節約上手”になることができるだろう。

 

会社によっては「ソーシング」と呼んだりするらしいが、間接材の仕様を標準化して複数サプライヤーにRFPを投げて単価を下げるプロジェクトである。

 

サプライヤーからは嫌がられるプロジェクト

 

サプライヤーからすると最悪だ。ある程度粗利を稼げていた顧客から、ある日突然、

「ちょっとコンペやらせてくれないですかねー」

と言われる訳だ。営業マンもコンペだけは勘弁してくれと食い下がる。

 

そもそも競合他社と同じような製品を売っているからそのような状態に陥るのである。

コンペの対象となる商材を見渡しても、コモディティばかりである。

文具、複合機、家具、清掃サービス,,,etc

サプライヤーもコンペが嫌であれば、もっと企業努力をして差別化された値引き不要な商材を生み出すように発想を転換すべきだろう。

 

 

コンペ形式によるコスト削減

 

コンペ形式にすることで、間接材のコストは削減できることが多い。

顧客からすると、仕入れる商品のクオリティと数量をそこまで変えずに、単価のみ下がるためかなり発注しやすいプロジェクトなので、コンサルティング会社からすると売りやすいソリューションの一つでもある。

 

キャリアには成りにくいため、コンサルからは不人気なプロジェクトだが、、、

 

しかし、若手コンサルタントからは、

「えっ、調達コスト削減??キャリアになんねーから早く抜けないと。。。」

「請求書のデータをExcelで打ち込む単純作業の連続でしょ??」

と悲鳴が上がる、社内では敬遠されるプロジェクトである。

 

確かにそればかりやっていると、キャリアの幅は広がらないし直ぐに飽きてしまう。

また、他のプロジェクトでパフォーマンスが低かった人材がそれらのプロジェクトに割り振られる傾向にあるため、そのプロジェクトにだけは手を染めてはならない雰囲気もあると思う。

 

しかし、コンサルを卒業した後は公私共に使えるので、難しいが1回ぐらいやって足を洗うと後々役立つ経験になるとはずだ。

※とはいえ、一度足を入れると抜けられなくなる可能性もあるので、率先して手を上げるのは危険である。

 

 

間接材の削減を学ぶことは、公私ともに役立つ

 

事業会社に転職した場合でも役に立つ

 

「単年でこの事業黒字化よろしくね!」

 

といったノリで社長から仕事を振られ、P/Lを眺めてどうしたらよいものか考える羽目になるのだが、売上と粗利は景況感や扱うプロダクトにもよるため、そう簡単に改善しない。
超ど短期で収益改善となると、販売管理費のムダ取りの施策は本当に役に立つ。

特に転職したてで、直ぐにP/L改善に効く施策を提案できるので、社内での評価も上げやすい。

また、数少ない実行まで踏み込むプロジェクトである為、業者との生々しい交渉まで体験できるので、実行力も身に付くはずだ。

 

私生活でも大いに役に立つ。

車にしても不動産にしても、一番業者にとってイヤな一言は顧客から、

「A社B社どっちでもいいんだけど安いほうに決めるわ。」

と言われることだろう。

なかなか、鉛筆や消しゴムや野菜などある程度プライシングが決まっているものは、そこまでのディスカウントの余地は無いが、高級財を買う時にとても役に立つ。

世の中には、高級財ほどブランド力や機能面での差別化に注力するため、なかなか難しい側面もあるが、自分のこだわりが無いものであれば、仕様を標準化して、

「安いほうに決めますわ」

と言えるようになると無駄なキャッシュアウトを減らすことが出来る。

お昼ご飯を安い弁当で済まして、節約している人よりも、よっぽど節約上手になることができるのだ。

 

婚式場のウェディングサービスのコストを削減した例

 

以前ブライダル系のマーケティングプロジェクトをやった経験から、婚式場のウェディングサービスの調達コスト削減を例に挙げてみよう。
推測するに、やり方次第では数十万~100万程度クオリティを変えずに、キャッシュアウトを抑制することが出来ると考えられる。
奥様の強いこだわりにより仕様標準化が厳しい場合は不可能だが、その意向を取り除いてコストだけ見て仕様を標準化してコンペにした場合を想定してみよう。

 

市場調査

 

ウェディングサービスにもいろいろ種類があるのだが、

レストランウェディング

ホテルウェディング

ゲストハウス

この中で仕様が標準化しやすく、かつ同じ業態が多そうなのはホテルウェディングだろう。

レストランウェディングはそもそも母数が少なそうだし、ゲストハウスはど派手な演出がいろいろありそうで、仕様の振れ幅が大きそうなので仕様の標準化が難しそうだ。

 

ホテルの競争環境

 

立地

格式…etc

 

まあ立地は気にせず、格式も超一流じゃない真ん中ぐらいで3~5社くらいピックアップするか。

 

見積

 

衣装

装花

飲食料金

映像…etc

 

どうやらどの業者も上中下くらいのグレードで、パッケージプランがあるらしい。

受注後にグレードを吊り上げるのが式場の粗利向上の手口なので、どれも中ランクで標準化してみよう。

 

あとは、その見積を持って、近隣にある競合ホテルA社、B社、C社に同じグレードで見積りだしてくれとコンペにかけるだけだ。

 

「ホテルAは400万と言っているのですがホテルBさんはいくらでやってくれます??」

「お客様、一生に一度の結婚式ですので。。。」

「いやいや、結局コスト勝負なので、いくらでやってくれますか??」

 

と交渉できる強いハートを持ちましょう。

 

おそらくそれをやるだけで、元の見積から品質を下げずに数十万コストダウンできるはずだ。

 

コンサル出身で調達コスト削減を経験した男性と結婚する女性は、彼氏に高い指輪をおねだりするのも良いが、ウェディングサービスの調達コスト削減でキャッシュアウト抑制した前提でおねだりすれば、ハリーウィンストンをゲットするのも夢ではないはずだ。

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■ この記事を書いた人

元戦略コンサルタント(サイト運営者)
元戦略コンサルタント(サイト運営者)
MARCH大卒→精密メーカーSE(3年)→総合系コンサルティング会社戦略部門(4年)→日系製造業事業再生(3年)

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