仕事ができるコンサルタントと起業家の思考やスキルの違い


仕事ができるコンサルタントでも、起業はうまくいかないことが多い

 

様々なテーマのプロジェクトをやり、事業会社の経営企画部や経営層と仕事をやり切ると、

「もうやり尽くしたなー、オレなんでも出来そうだし事業会社に転職とか中途半端はやめて独立だぜ!」

自信満々でコンサルから起業する人もいると思います。

 

しかし、私の周りを見ると、いい相方を見つけてIPOして大成功している人も数名いますが、大抵上手くいっていないです。

フリーのコンサルタント(野良コン)

人材紹介会社

営業代行

といった、日々の日銭を稼ぐのに精一杯な個人事業主で留まり、自分で営業して売上を上げなければならないストレスに苦しめられ、結局最後にはどこかの会社に戻る人の方が多いと思います。

 

上手くIPOした数名に関しても、決して自らが代表取締役として頭を張って、、、という人はあまり見かけないです。

よくあるパターンは、誰か代表としてビジョンを語ることができ実行力のある相方が1人いて、コンサル出身者の自分は補佐役のCOOといったポジションで、ストックオプションを貰って億万長者というパターンでしょう。

 

コンサルではなく創業社長としてストックの大半を握り、IPOまで漕ぎ着けている成功する人と、コンサル出身者で起業して上手くいかない人の違いについて考察してみました。

 

起業に成功する人の特徴

 

リスクとかあまり考えない

周りの創業社長の方々を見ると、とにかく思い立ったら今すぐ実行、やらないと気がすまないという性質の人が多いです。
言い換えると、アスペルガー気味で自分に興味があることに一直線、ちょっと常識ではありえない行動をしてしまう無法者が多い傾向にあります。

バランスをとって、周りの意見を良く聞いて、みんなが納得できる案を作るのに時間をかけてしまうのは大企業のサラリーマン社長です。

そのサラリーマン社長の考え方は、コンサルティング会社の仕事の進め方とよく似ていて、
「まずは市場規模、競合分析やって、、、etc」
と、まずは分析から入ってエライ時間をかけ始めるのですが、分析をすればするほどリスクが明確になってくるとため、
「ちょっと待て、もし実行したとすると○○のリスクが、、、」

という不安に駆られ、結局実行に移せずにモジモジしてしまいチャンスを失うのです。

「オレ、学生の頃から起業していました、イベサーもやっていました!」

学生の頃から事業をやっていて、、、といった元々創業社長としての素養のあるコンサルタントが起業する場合は、上手くいく可能性が高いと思いますが。

 

発想と実行力がある

新規事業系のプロジェクトでも何でも、コンサルティング会社のプロジェクトでは、先進的なビジネスモデルの発想を打ち出すことがコンサルタントに求められるプロジェクトは少ないと思います。

どちらかというと、クライアントからアイディアを貰いながら、分析からロジカルに成功確率の高そうな事業を紙で整理しているのが実態です。

なので、顧客ニーズから兆しを感じ取って、自らビジネスのアイディアを打ち出して実行に移す経験はまず積めません。

新規性のあるサービスが生み出される時は、コンサルティング会社のプロジェクトのように、周囲がみんな納得できるような最大公約数のようなアイディアを作り出す思考ではなく、1人の飛びぬけた発想を具現化できる人がまずスタートして、その後10人のオペレーターを付きて、そこに資本投下がされて大きくなっていくケースが大半です。

 

直ぐに収益に直結する人脈やスキルを持っている

「直ぐに」がポイントです。起業をすると直ぐにお金がなくなり頓挫します。

コンサルティング会社や大きな事業会社にいると、そこで一緒に働く仲間やクライアントなどの人脈は、起業するときに役に立つ人脈ではないです。

なぜなら、彼らはどのポジションにいようが結局サラリーマンですし、権限もほぼ無く彼ら単独の判断で、よく分からないスタートアップベンチャーにサービスを発注する意思決定をするリスクなんて取れない人たちです。

「えっ、起業するの??じゃあサービスできたら持ってきてよ!」
と軽い口約束をしてくる大企業のクライアントには注意しましょう。
まず売上に繋がらないと思ったほうが良いです。

 

エンジニアリングのスキルがあるとうまくいきやすい

また、スキル面でも何かしらエンジニアリングのスキルなどを持っている人の方が、上手くいきます。

もちろん新規性のあるサービスを打ち出せる確率も高まるのですが、どちらかというと、短期の収益基盤が安定するので、物事をゆっくり考えて行動できたり、営業するにしても焦らずに済みます。

戦略コンサルのプロジェクトをずっとやってきたコンサルタントが、すぐに元クライアントの大手企業に営業をかけて、自分のスキルセットもしくはそこから生み出されるサービスを提案したところで、企業はお金を払うでしょうか??正直厳しいと思います。
なので、コンサルティング会社出身者よりも、遥かにベンチャー企業で実務経験を積んでいる人の方が、スキル面でも実際に手を動かしてWEBサービスを作れる人が多く、一緒に働く人や外部業者もベンチャーが多くなるので、起業したときの成功確率が高まります。

起業してサービス作って販売して、、、そこから入金があるのに6ヶ月はかかると思います。直ぐに売れるソリューションやサービスがないと、その入金までの期間に耐えられず、

「とりあえず、前のコンサルティング会社からPMOでも受託するか。。。」
という簡単にマネタイズできる船に乗っかってしまい、時間を奪われ、

「あれっ、結局コンサルティング会社にいるのと変わらないじゃん!」

ふと振り返ると、ベンチャーを立ち上げて世の中に新しい価値を創造して社会貢献を、、、と最初に妄想していた目標が吹っ飛び、野良コン野良コンと同僚から揶揄されて数年過ごす羽目になります。

 

コンサルティング会社から起業を考えている人は、

 

・本当に自分が創業社長として成功できるパーソナリティを持っているのか??

・新規性のある事業のアイディアが固まっているのか??

・それをマネタイズさせるだけの人脈なりのアセットがあるのか??
しっかり考えた上で踏み切ったほうが得策だと思います。

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■ この記事を書いた人

元戦略コンサルタント(サイト運営者)
元戦略コンサルタント(サイト運営者)
MARCH大卒→精密メーカーSE(3年)→総合系コンサルティング会社戦略部門(4年)→日系製造業事業再生(3年)

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