総合系コンサルティングファームで長く勤めるために必要なこと


総合系コンサルティングファームを辞めました

 

総合系コンサルティングファームの戦略部隊にいた時に、

「俺、このままじゃ絶対どこかで辞めることになる」

と感じてしまいました。

 

実力がない、人格に問題があるということでなく、いろいろなプロジェクトをやりすぎたため、プロジェクト規模を膨らませて、売上を大きく上げられるような軸となるソリューションを持つことが出来なかったからです。

 

というのも、3年で15本くらいのテーマの全く異なるプロジェクトを回していたので、

「こいつお客さんウケいいし、どんなプロジェクトでも出来るじゃん」

と都合よく、パートナーの営業活動目的も含めてアサインされていたのです。

自分自身も飽きっぽい性格なので、

「そのプロジェクト、一回やってるし下流だからやりたくないっす」

などと舐めた発言をして、プロジェクトを選んでいました。

今振り返るとロクな部下じゃなかったなぁと反省しています。

本当に申し訳ございませんでした。

 

その状態で3年過ごすと、コンサルファームとの別れの時、ポストコンサルの面接でも、

「キミの強みってなんなの??」

「何でも出来ます!コミュニケーション能力が強みです!!」

新卒かコイツは、と錯覚するような回答をしてしまうのです。

その会社に引っ張ってくれた元コンサルの役員も、

「コイツ大丈夫か??」

と心の中で思っていたそうです。

 

私の先輩で、若い頃事業を数億で売却して、今は不動産投資家で成功されている方からも、

「事業を大きくするためには、1人のスーパープロマネよりも、1冊の誰でも出来る優れたマニュアルと10人のオペレーターで回せる事業にすることが重要だよ」

なるほど、いいアドバイスだなぁと感心していました。

起業されている方でも、ずーっと個人で1人でコンサルとして業務を請け負っているスーパープロマネ型の人は、なかなか事業規模を大きく出来ない傾向にあります。
※規模がデカけりゃいいのか、と言われてしまいそうですが、それはそれで別の議論かなと。

 

総合系コンサルティングファームで長く勤めるために必要なこと

 

ある程度定型化可能な、どの企業でも困っているソリューションを持つこと

例えば、会計領域のSAPや営業領域のSalesforceなど、どの企業でも定型業務で、パッケージのような決め球がある、企業担当者があまり詳しくないソリューションを持つことは一つポイントだと思います。

「Sapperっすよ、あいつ」

と差別的発言をする戦略コンサルの若者がいますが、事業会社の経営企画の視点からすると、戦略コンサルよりもITコンサルの方がありがたい存在だったりします。

戦略プロジェクトであれば、無理に頼まなくても自力で回すことも出来るのですが、ITに関しては全くわからない状態になるので、色々な会社で同じソリューションを導入しまくった経験のある専門家は本当に頼りになります。

そしてITコンサルの方が、より多くのコンサルタントを養って売上貢献していることは間違いない事実でしょう。

 

そのソリューションにまだ伸びしろがあり、今後の成長が見込めること

 

じゃあ今からSFAのパッケージ担ぎます、だともうある程度導入がどの企業でも進んでいますし、競合も多いので得策と言えません。

今だとデジタルマーケティングの戦略立案から、CMS、CXMを導入するソリューションが流行っていますが、時すでに遅しでしょうか。

今後の伸びしろが見込めるソリューションの専門性を持っている人は、総合系コンサルティングファームで比較的長く働きやすいと思います。

 

一方で、私のようにいろいろプロジェクトやりすぎちゃったコンサルタントは、どうすればよいのでしょうか??

事業会社に転職するのがベストだと思います。何でも出来る人材は、事業会社の経営企画ポジションでめちゃくちゃ重宝されます。

というのも、社長直轄の経営企画ポジションだと、

「とりあえずこの事業赤字だから、2年くらいで黒字にしてくれる??」

みたいな無茶振りをされることがあります。

徐々に業務に慣れていってそれから、、、なんて甘い振られ方はしません。

逆に単一のソリューションで専門的なスキルのみだと、事業の全体感を持って課題設定や施策の実行が出来なくなるので、履歴書を見ただけで敬遠したくなります。

経営の攻めから守りまで、全部に対応できたほうが間違いなく事業を回すという視点だと周りからも信頼されますし、様々な課題に対応できます。

また、いろいろプロジェクトやっちゃったコンサルは、度胸があり、コミュニケーション能力が高い傾向にあります。

営業とかやったことなくても、なんとなく現場に入り込めてしまったり、マルチに活躍できる可能性が高いのです。

 

私は、結果的に事業会社の経営企画のポジションに移れてよかったと感じていますが、それを結果的ではなく、意図的にコントロールできたら尚良かったと若干後悔もしております。

 

コンサルティングファームにいる方は、自分のキャリアをどこに着地させたいのかを意識して、プロジェクトを選んでいくことがキャリア形成において重要なことだと思います。

※パートナーやシニアマネージャからすると、多くのスタッフがそれを主張し始めたら最悪だと思いますが。

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■ この記事を書いた人

元戦略コンサルタント(サイト運営者)
元戦略コンサルタント(サイト運営者)
MARCH大卒→精密メーカーSE(3年)→総合系コンサルティング会社戦略部門(4年)→日系製造業事業再生(3年)

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