10年後に差がつく!?キャリア設計の成否を決める”長期的な目線”


キャリア設計は、長期的な目線でするべきである。

自分がどういったキャリアを設計していくのかを考えるとき、5年、10年後という先を見越して、長期的に考えることが非常に大切である。このことは、お金を稼ぐためにも、また食いっぱぐれることがないようにするためにも、必ず心掛けるべき内容であると言える。

 

私は経歴が変わっているため、よくコンサルティング会社の若手からキャリア相談を受ける。

「今、総合系コンサルティグ会社でデジタルマーケティングのプロジェクトやっているんですけど、アナリティクスとKPI設計ばかりなんで、ブティック系の戦略コンサルティング会社に転職したほうがいいですかね??おれは将来年収2000万くらい稼ぎたいんです。」

「えっ、何で??それちょっと違うんじゃねーか。将来年収上げたいんだろ??」

 

と回答している。

 

何でそこで背中を押さないの??と思う人もいるかもしれないが、おそらく今後はデジタルマーケティングのプロジェクトをやっていたほうが、顧客の需要は増えると考えている。

 

確かに今の断面で見た場合、戦略コンサルティング会社の方が年収が良いかもしれないが、5年後どうなっているだろう??ということだ。

キャリアに悩む若者は、大抵現状の断面でポジションを評価して相談に来る。

 

5年後、10年後に需要が伸びる職種を狙う

現状の断面だけで、キャリアを考えるのではなく、5年、10年後に需要がまだ伸びているか、衰退してないかということを考える必要がある。

転職も投資と同じで、成長領域に自分の時間を注ぎ込んで年収と言う形でリターンを得ると考えると、戦略コンサルティングのような衰退産業に張るのは間違っている。

 

戦略コンサルティングについてだが、景気が回復しているにも関わらず、クライアントからの発注量が戦略案件に関して言えば、横ばいもしくは微減になっているのでは??

各ファームの採用人数は増えているものの、業務改革やシステムのPMO案件が多いと聞く。

戦略系の案件はノウハウが流出しているため、クライアントで回せてしまえることから需要は増えていないのだが、本国から事業拡大を命じられている各ファームは、業務改革/IT系の案件で事業拡大するしかなく、そこに対応するための人員拡充になっているのではと推測する。

 

戦略コンサルの給料は下がると予想される

仮にこのトレンドが続くとどうなるだろう??
総合系コンサルティング会社やSIerとの価格の叩き合いに巻き込まれるため、必然的にコンサルタント一人あたりの単価が下がるはずだ。

そうなると、今までの利益率を維持するためには、従業員の給与を引き下げる方向にシフトすることから、戦略コンサルファームに転職したとしても、年収は5年後下がっている可能性が高い。

 

デジタルマーケッティング領域は伸びしろがある

一方、デジタルマーケティングの案件をやってスキルを付けたらどうだろう??

今流行のCMS/CXM/BIのWEBの領域を見たとしても、まだまだそこまでシステム導入が進んでいる企業も少なく伸びシロが大きい。昔SFA導入が流行った勢いもある。

プロジェクトの性質にしても規模が大きく、しかもアナリティクス/運用改善のBPOまで取れる可能性があり、売上を上げやすいし昇進も早まるのでは??

また、コンサルティング会社以外もデジタルマーケティングの戦略立案~設計~導入~運用まで出来る人材は引く手数多なので、万が一クビになったとしても潰しが利くだろう。

 

なので、どうしても戦略案件をやりたい!ということでなく、昇進と給与と安定性を取りにいくのであれば、

  • 今後5年程度の成長領域を見極めること
  • その成長予想が過去発生した事象との類似性があること

を意識したポジショニングが求められると思う。

 

とはいえ、これはあくまでも私の予想なので、自分自身の考えを持ってもらいたい。

それでやはり戦略コンサルティング会社に転職すべき、と言う判断であればそれはOKだ。

 

数年後を見据えたキャリアプランを設計することは重要である

ただし、自分自身で考えた予想は外れる可能性も高い。

状況は様々な要因で変化するため、5年後の予想などあてにならない。

 

しかし、現状の断面では無く数年先を見越してキャリア設計することは、自分の選択の着地精度を高めると言う意味もあるが、5年後仮に異なった結果が返ってきたとしても、考え抜いて選択したのであれば納得できるし、事前にリスクを予知して修正できたりするのだ。

 

シャープの社員も、会社が危ういことを予測できていれば、不利な転職をしなくても良かった

大企業でも言える事だ。

例えばシャープは買収されてしまったが、10年前の新入社員は今のような状況になることを予想していなかっただろう。もし仮に、

「この会社、10年後存続するか危ういなー」

と予想できていれば、シャープの従業員が大量流出する前に転職活動ができ、採用条件も良くじっくり次の会社を見定めて次のキャリアを選択できたはずだ。

シャープのエンジニアには、スーパーマンみたいな優秀な人材がたくさんいたと聞く。

それでもその会社が衰退領域にいると、実力よりも圧倒的に低い年収まで下げられ、不利な転職を強いられる。

 

なので、自分という商材の価値をいかに高めるかを考えるときには、現状の断面を見て他の会社の友人の状況を羨ましがるのではなく、自分なりの5年後の世の中を予想するプロセスを踏んだほうが良いだろう。

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■ この記事を書いた人

元戦略コンサルタント(サイト運営者)
元戦略コンサルタント(サイト運営者)
MARCH大卒→精密メーカーSE(3年)→総合系コンサルティング会社戦略部門(4年)→日系製造業事業再生(3年)

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